令和3年10月26日、川西市議会臨時会が開かれた。
この臨時会では、市の重要な財源となる予算案や決算認定が審議された。
開会にあたり、平岡 譲議長は、冒頭で臨時会の意義を強調した。
特に注目されるのは、令和3年度川西市一般会計補正予算についての議論である。
越田 謙治郎市長は、この補正予算は新型コロナウイルスワクチン接種経費に関連し、国庫負担金を財源とすると述べた。
本補正予算は、2億1,700万円の増額が含まれ、最終的な予算総額は573億8,465万3,000円となる。
この提案は、全員の賛成により迅速に承認された。
次に、令和2年度の一般会計決算認定が上程され、江見 輝男委員長が審査結果を報告した。
その結果、歳入は729億5,875万5,126円、歳出は720億8,286万4,513円であることが示され、前年に比べ約30%増加した背景には、新型コロナウイルス感染症対策が影響を及ぼしているとのこと。
議員からは、決算の透明性や市民への充分な説明責任についての質疑もあり、さまざまな意見が交わされた。
この決算認定もおおむね賛成の下、承認された。
さらに、議長の辞職に関する議題が取り上げられ、平岡議長は一身上の都合により辞職を申し出た。
この辞職は特に異議なく許可され、次の議長選挙が行われる運びとなった。
新たに久保義孝議員が議長に選出され、その肝いりで議会運営が円滑に行われることが期待されている。
副議長の選挙も続き、大崎淳正議員が選任され、新体制が整った。
最後に、監査委員の選任や議会運営委員会員の選権報告が行われたが、これも全て円滑に進められ、会期の決定に基づき、明27日午前10時に再開することが告げられた。
市民への説明義務を果たしつつ、今後の議会運営にはこれまで以上に透明性と積極的な市民参加が求められる。