令和4年6月24日の定例会において、川西市議会はさまざまな重要事項について審議を行った。まず、化学消防車と高規格救急自動車の買入れに関する議案が可決された。これにより、市の安全・安心の基盤がさらに強化されることが期待される。
また、病院事業に関連する議案も重要な論点となった。特に、分娩料の引き上げに関する議案第56号について、日本共産党の北野紀子議員は反対討論を行い、出産に対する経済的負担増は市民サービスの後退であると指摘した。彼女は「妊娠・出産にかかる経済的負担の軽減を国に求めるべきだ」と強調した。
議案第58号では、川西市奨学資金条例の廃止が提案され、岡 留美議員が反対討論を行った。彼女は「日本の高等教育において奨学金制度の充実が必要」と訴え、市の奨学資金制度にも一定のニーズが存在すると述べた。このように、様々な立場から議論が交わされた結果、両議案は可決された。
さらに、令和4年度一般会計補正予算においても、多くの市民に影響を与える内容が含まれており、十分な審査が行われた。補正予算では、コロナ対策の一環としての医療や感染予防に関わる支出も盛り込まれ、今後の対策に期待を持たせる内容だった。