令和4年12月20日に開催された議員協議会で、川西市の令和5年度に関する重要事項が協議された。
会議では、令和5年度の中期財政運営プラン及び実施計画について、市長の越田 謙治郎氏が議論を提起。内容については、総合政策部長の石田 有司氏が説明し、今後5年間のプランを示した。財政収入の見通しに基づき、一般財源を中心とした収入と支出のバランスが強調された。
石田 有司総合政策部長は、「新時代創造の実現に向けて持続可能な行財政体質の構築を目指す」と述べ、これまでの成果として収支均衡の達成を確認した。また、令和6年度以降も厳しい見通しながらも、「好転の兆しが見えてきている」と強調した。
質疑応答において、「黒田 美智議員」は、新規施策に必要な約10億円という財源に対し、具体的な取組について疑問を呈し、「このプランは総合計画と整合が取れているか」と確認した。これに対し、企画財政課長の今岡 忠氏は、総合計画との調整が必要であることを認めた。
さらに、福西 勝議員は、経済が厳しい中での歳出と歳入の推移について質問し、肩入れのひしめき合う中での財政状況について懸念を示した。
加えて、秋田 修一議員は、「教育委員会における社会教育の重要性」とともに、「地域との連携を強化する必要性」を訴え、今後の方針について注目が集まった。
また、組織改正案については、教育委員会の所管業務のあり方を見直し、市長部局でのセクション分けが進行する。市長の越田 謙治郎氏は、「負担軽減とサービス向上を図る」と述べ、組織再編の理由を説明した。
会議では、財政運営について多くの意見が寄せられ、透明性や効果的な公開情報についても意見が集まった。議員たちは市民サービス向上を目指し、財政改革や施策の進行を進めていく意欲を示した。
総じて、今後の川西市における財政運営について、計画の確実な実施が求められる中、議員たちの意見を踏まえた更なる取り組みが期待される。