令和2年5月28日、川西市で厚生文教常任委員協議会が開催された。
今回の議題は、(仮称)川西北こども園の基本設計についてであり、出席した委員たちはこの重要なテーマを協議した。
冒頭に副市長の松木茂弘氏が挨拶し、(仮称)川西北こども園の基本設計について説明を求めたところ、こども未来部の中西哲部長が具体的な詳細を紹介した。
新しいこども園は、川西北幼稚園と北保育所が一体化した施設とし、設計案は保育・教育現場の意見を反映したものになる。
敷地面積は2,621.83平方メートルであり、建物は鉄骨造の2階建てで設計されている。定員は180人を予定し、多様なニーズに応える。
中西部長は、特に街の安全対策について触れ、近隣の交通環境に配慮した設計を説明した。また、幼保一体化事業について、さまざまな社会的背景と子供のアクセスに関する議論が行われた。
黒田美智委員は、過密な認定こども園の必要性と地理的な課題を指摘し、待機児童問題への具体的な対応を求めた。
彼女はまた、教育環境における質の維持と充実を訴え、行政としての責任の重要性を強調した。特に、ポストコロナ社会における保育所の質と量が求められると強調し、持続的な子育て支援について皆が理解を深める必要があると示した。
磯部裕子委員は、駐車場と通行動線が子どもたちや障がい者に配慮した設計であるかを懸念し、より良い利便性の確保を求めた。また、必要に応じた地域住民への説明会の開催を希望した。
最後に、委員たちは新設こども園の設計に際し、今後の実施設計プロセスにもコミュニティの意見を反映する機会が設けられることを要望して会議を締めくくった。