令和3年9月26日、川西市議会の第4回定例会が開会した。そこで、多くの重要な案件が議題に挙げられた。
まず会期の決定が行われ、30日間とされた。また、報告第14号として令和2年度中に権利放棄した債権が報告され、総額466万7,110円の債権が権利放棄されたとされている。市長の越田謙治郎氏は、この報告を行い、「権利放棄の理由は時効完成や徴収停止、破産による」と説明した。
次に、教育委員会委員の選任が同意された。新たに倉見昇一氏が委員として選任されたことに対し、越田市長は「教育に対する深い識見を持っている」とする理由を述べた。これに対し、議会は異議なく同意の声を上げた。
人権擁護委員候補者の推薦については、4件の推薦が一括議題として上程され、全て同意された。越田氏は、候補者の経歴と役割を説明し、適任であると強調した。
また、川西市水道事業の決算認定も実施され、前年の給水人口は15万5,617人であったことが報告され、合理的な運営が継続されている様子が伺えた。市長は、将来の建設改良工事費に充てるため、未処分利益剰余金の一部を積み立てることを提案した。
さらに、市道898号橋梁補修工事の請負契約についても発表され、総額3億5,760万7,382円の契約が結ばれることとなった。越田市長は工程の重要性を訴える一方、その安全性も念頭に計画されている工事が実施されると述べた。
最後に、令和3年度の一般会計補正予算についても説明があり、新型コロナウイルス感染症対策や公共施設のWi-Fi整備等が含まれることが伝えられた。これにより、歳入歳出の予算総額は569億1,605万3,000円に達する見込みである。議会はこの内容に対し慎重に審議し、議決する運びとなった。