令和元年第4回川西市議会臨時会が10月24日に開会し、重要な議題が審議された。
特に、平成30年度川西市一般会計決算認定についての質疑や討論が行われ、各議員が市政運営への意見や疑問点を表明した。
一般会計の歳入は568億5,049万8,118円、歳出は564億4,591万341円で、前年度から増加している。これに関して、江見輝男一般会計決算審査特別委員長は「重点施策として病院事業への支援を行う一方、歳入の安定化が問われている」と報告した。
さらに、この会計決算に対しては賛成意見と不認定意見が交わされ、特に中学校給食の今後や市立病院の経営への影響が懸念された。北野紀子議員は、「現状、市政運営において市民サービスの維持が問われ、待機児童の問題も残されている」と指摘した。
その後、認定第5号から第10号までの特別会計の決算認定も審議され、こちらも全体として賛成多数にて可決した。特に川西市国民健康保険事業特別会計については、財政の不安定さが懸念された。津田加代子特別会計決算審査委員長は「今回の決算は堅実さを持ちながらも、市民への還元が求められる」と述べた。
また、議長の辞職が日程に上程され、大矢根秀明議長の辞職が許可された後、秋田修一議員が新議長に選出された。新議長は、「市民の期待に応える議会運営を進めていきたい」と抱負を語った。
最後に、岡留美議員が副議長を辞職し、斯波康晴議員が副議長に選任されるなど、議会人事も新たに構成された。今後の市政運営と、課題解決に期待が寄せられる中で、議会は引き続きしっかりと機能していくことが求められる。