川西市議会の第5回定例会が行われ、令和元年度に関する各会計の決算認定議案が一次審議された。
特に注目されたのは、一般会計決算と特別会計決算の報告である。市長の越田謙治郎氏はこの日の会議で、一般会計に関する詳細な説明を行った。
令和元年度の川西市一般会計決算では、歳入決算額が549億6,480万1,270円に達し、歳出決算額は544億7,776万8,959円となった。
その結果、歳入歳出の差引は4億8,703万2,311円となったが、繰越明許費等の影響で実質収支額は4億500万9,955円となる見込みである。さらに、国民健康保険事業特別会計では、歳入決算額161億1,393万1,547円に対して歳出決算額が160億5,729万2,137円となり、実質収支額は5,663万9,410円に上ると報告された。
また、後期高齢者医療事業特別会計においては、歳入決算額が33億4,238万8,48円、歳出決算額が32億5,636万8,308円の結果、実質収支額で8,601万2,540円を計上している。これらの決算報告に対し、議員からは特に質疑は挙がらなかったようである。
会議は予定通り進行され、日程最後の報告までが一括して審議された。議長の秋田修一氏は、報告の後に次回の本会議を9月25日午前10時から再開することを宣言し、議会は散会した。これにより、次の会議に向けた準備が始まることになる。さまざまな決算認定が進む中、今後の行政運営における財政状況が注目される。