令和2年9月9日に開催された厚生文教常任委員協議会では、(仮称)川西北こども園の実施設計に関する重要な議論が行われた。
開会にあたり、副市長の松木茂弘氏が挨拶を行い、主に新しいこども園の設計変更について説明があった。実施設計における建築面積と延べ床面積は、それぞれ928.53平方メートル、1,394.25平方メートルであり、前回の基本設計からのわずかな減少が見られる。
こども未来部の中西哲部長は、駐車場のレイアウト変更について述べた。新しい計画では歩道と車道を分離し、入口の幅を広げることで保護者と園児の安全を強化する。また、駐車台数も8台から10台へ増加する。加えて、新型コロナウイルス感染症対策として、換気扇の設置や消毒液の棚が追加されている。
具体的な設計内容について質疑応答も行われ、黒田美智委員からは、認定こども園の定員数について確認が求められる場面が見られた。岡本敬子副部長は、1号認定が100名、2号・3号認定が80名、合計で180名の定員を確保することを説明した。特に、地域における教育ニーズの変化を受けて、定員に柔軟に対応していく必要性が強調された。
協議では、交通安全と防犯対策についても多くの議論が交わされ、児童の安心・安全な通園環境の確保に向けた取り組みが求められた。地域との協議や安全対策の具体的な方法についても説明され、地元住民の声を反映した設計が期待される。さらに、玄関の施錠方法や防犯カメラの設置についても意見が集まり、施設の安全性確保に向けた具体策が求められた。
今回の協議においては、川西北こども園の実施設計が地域の要望や安全面を踏まえて進められていることが確認され、今後の進展が期待されている。