令和5年田村市議会第1回臨時会が5月9日に開催された。
議会では、22種類の議事が審議され、多くの議案が原案通り承認された。特に、令和5年度田村市一般会計補正予算(第1号)の成長は市民にとって重要なトピックであり、総額は251億5,046万1,000円に達した。
この補正予算には、電力・ガス・食料品などの価格高騰に対する支援が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して行われる。具体的には、低所得者世帯への支援として1億7,558万3,000円が計上されている。また、この予算の実施により、市民や事業者に必要な支援が提供される見込みである。
市長の白石高司氏は、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針が廃止となり、安全対策を個人および事業者に自主的に行ってもらう考え」と述べた。さらに、今後も市は感染防止に向けた取り組みを継続する考えを表明。
議案第42号と第43号についても、陸上競技場走路等改修工事請負契約、たむらクリーンセンター基幹的設備改良工事請負契約が原案通りに承認され、それぞれ契約金額は3億228万円、23億9,800万円となる。これにより田村市内のインフラ維持向上が図られる。これらの工事は、入札方式で契約が結ばれている。
本臨時会では、議題に関する質疑はなく、すべての議案に対して異議なく承認される結果となった。議会は議案を常任委員会に付託し、その後それぞれの審査結果に基づき、議決を行った。
選任された固定資産評価審査委員会の委員についても同様に同意が求められ、全ての委員が選任された。また、議員の派遣についても異議無く可決された。
議長の大橋幹一氏は、健全な市政運営に向けた市議会の役割を強調。最後に市民の健康と市政発展への尽力を願った。本会議は、正午過ぎに閉会となった。