令和4年田村市議会6月定例会が開催され、重要な議案が多く取り扱われた。
市議会は、期間が6月13日から6月24日までの会期で進行し、11件の議案が提出された。特に注目の的となったのが「国民健康保険税条例の一部を改正する条例」である。これは保険税負担の均衡を図るための改正が提案されており、低所得者への軽減措置の見直しや納付金課税額の改正が含まれている。市長の白石高司氏は、これに関し「新しい基準によって公平な負担が求められる」と強調した。
また、議案第47号として「第2次田村市総合計画」の策定が提案された。この計画は市が今後の街づくりの指針とする重要なものであり、次期計画の見直しが進められる。白石市長は「市民の意見を反映させた計画を進める」と述べ、市民との対話を重視する姿勢を示した。
もう一つの注目議案は「田村市副市長の選任」についてである。前任の菅井副市長が辞任したため、新たに選任することが議題となった。新たに選任される副市長は小野淳一氏であることが発表され、議会からの同意を得て選任が決定した。
その他にも、現金出納検査の監査結果や、令和3年度一般会計の決算見込みについても報告があり、市の経済状況に関する重要な情報が提供された。特に、コロナ対策の進行状況や新型コロナウイルス感染症の陽性者数に関する市長の報告が印象的だった。
結束した市議会メンバーにより、新たな取り組みが模索される今議会であるため、市民からの注目が集まる。市議会は、今後も透明性をもっての運営が求められており、より多くの市民参加が期待されている。