田村市議会は令和4年12月5日に定例会を開催した。
今回の会議では、一般質問が行われ、様々な議題が取り上げられました。特に観光支援や市道の管理が議員から注目され、多くの意見が交わされました。
14番の半谷理孝氏は、観光支援について質問をしました。この地域の人気観光地である堀越お人形様の水洗化やトイレの整備が求められています。白石高司市長は、地元の水源から水を供給している現状を述べ、課題の解決に向けた協議を交えていく意向を示しました。「水量の確保や新たな浄化槽の設置が必要だ」と強調しました。
次に市道の管理について聞かれました。半谷氏は市道の補修、掘り上げや草刈りが行われていない箇所が増えているとの懸念を述べました。佐藤健志建設部長は、月1回のパトロールや市民からの通報で現地確認を行い、管理されていない箇所にはカラーコーン等で危険表示をしていくと説明しました。
公園ゴルフ場に関する質問では、利用者数が増加していることが報告されました。教育委員会の石井敏夫氏は、昨年度の利用者数を示し、今年度のデータも囉々と述べました。また、国道からの案内看板設置が進んでおり、利用者の利便性向上に取り組んでいることを明かしました。
また、11項目にわたる質問を行った12番石井忠治氏は、教育環境や廃校の利活用について重要性を訴えました。新小学校の統合に伴う進捗状況や教育施設の不均衡isについての課題に対して市の具体的な取組を求めました。教育長の飯村新市氏は、児童数、学級数、施設の整備を具体的に答え、スクールバスの導入や協議を行う意向を示しました。
さらに、市長は農林業振興についても言及しました。原料となる肥料や資材の高騰が問題となり、国の補助金についても課題は多いとし、状況の注視を約束しました。ブランド化を進めるそばの生産者支援や、新規作物導入への支援についても言及されました。
今回の会議では、多様なテーマに対して市の行政が期待されていることが確認されました。市民の声を反映した行政運営と効率的な施策の実施が求められています。議員たちの質疑を通じて市長や行政責任者との対話が進み、市の未来に向けた有意義な意見が交わされています。