令和元年田村市議会第2回臨時会が開催された。会議では、台風19号による災害対応としての補正予算が中心議題となった。議会運営委員長の遠藤正德氏は、会期は本日1日限りであると報告した。
この臨時会においては、議案第105号から第108号までの4件が一括上程された。市長の本田仁一氏は、災害見舞金や公共施設の復旧に向けた総額355億円の補正予算案を提案した。説明の中で、本田市長は、10月中旬に発生した台風19号による被害が大きく、特に住宅が壊れた世帯に対して見舞金を支給する必要性についても言及した。
議案第105号では、一般会計において14億9,638万5,000円の追加が求められ、災害復旧費には、土木施設や学校施設の復旧に充てるため、詳細な予算の内訳が議論された。また、議案第106号から第107号でも水道事業と公共下水道の補正予算について報告が行われ、各常任委員会の審査結果は全会一致での可決となった。
さらに、田村市東部産業団地街区3号線道路改良工事については、業者との契約が議題に上がり、契約金額が1億7,600万円であることが案内された。議会の議決が求められ、こちらも異議なしで進行されることとなった。
市長の本田氏は、閉会に当たり、議会議員の迅速かつ協力的な審議に感謝の意を表した。更に、今後の定例会に向けても台風19号への対応を継続する意向を示した。議長の大和田博氏も、議会運営への協力に謝意を表し、会議は順調に閉じられた。今後の復旧作業の進行が期待される。