令和4年田村市議会第6回臨時会が開催された。
この会議では、田村市の一般会計補正予算に関する重要な議題が挙げられた。
議会運営委員長の石井忠治氏は、会期が1日間と決定されたことを報告した。
議案第74号に関しては、白石高司市長が提案理由を説明し、生活者や事業者支援策のための補正予算であることを強調した。
市長によると、補正予算案はエネルギーや食料品価格の高騰に対応するため、9事業に1億8,039万8,000円を追加し、計241億6,891万5,000円になるという。
具体的には、国の地方交付金を活用し、生活者への支援として、障害者や高齢者福祉施設、児童福祉施設への経費が計上されている。
また、農漁業への燃料や資材価格高騰への支援策も盛り込まれており、事業者には法人10万円、個人事業者5万円を上限に給付する計画も提示された。
この予算案については、予算常任委員長の佐藤重実氏が報告を行い、全会一致で原案の通り可決することが決まった。
次に議論されたのは、田村市新病院・厨房施設建設工事における施工予定者選定調査特別委員会の設置に関する発議第10号だ。
この発議に対しては、二瓶恵美子氏が反対の立場から討論を行い、調査が事業の停滞を招く懸念を表明した。
しかし、最終的には特別委員会の設置が可決され、調査に入ることとなった。
委員長に選任されたのは石井忠治氏、副委員長には安瀬信一氏であり、今後の進展が期待される。
なお、市長は議会からの要望に対して真摯に対応することを約束した。
この臨時会は、会議に出席した市議の協力により、議案の審議が滞りなく進行し、無事に閉会した。