令和2年3月6日に行われた田村市議会の通例定例会では、重要な議題が審議された。
中でも、議案第43号の「田村市産業団地地中埋設物撤去工事請負契約」が特に注目されている。
本案の提出者である本田仁一市長は、地中から確認された障害物に対する緊急対応が必要であるとした。
入札結果に基づき契約金額は3億6,300万円、契約の相手方は富士工業株式会社である。
本件は、立地企業による工事中に障害物が発見されたことが起因している。
特に、地下15m付近で162カ所の埋設物が確認されたため、迅速な対応を求める必要がある。
また、財源は田村市帰還環境整備交付金基金を活用する計画である。
本田市長は議会への理解と協力を求めた。
加えて、本定例会に追加議案を提案したことを報告し、慎重な審議を促した。
他の議題としては、議案の常任委員会への付託が行われ、42件及び追加の議案43件について委員会にて審議されることとなった。
陳情についても常任委員会への付託が行われた。
この会議では、議会運営委員会による協議結果も報告され、最終日の開議時間を午前10時に変更する決議もなされた。
出席議員による質疑は行われなかったが、今後の審議に注目が集まる。
議長の大和田博氏は、全ての議事を終了し会議の散会を宣言した。