令和元年6月11日、田村市議会において定例会が開催された。議題には、滝根体育館の耐震補強と改修工事に関する議案が含まれていた。
本定例会の冒頭、議長である大和田博氏が出席議員数を確認し、正当性を示した後、議事が開始された。特に注目を集めたのは、議案第80号、滝根体育館の耐震補強を含む大規模改修に関連する請負契約についての報告だ。
市長の本田仁一氏は、同工事の契約金額を4億9,170万円と発表した。契約先は富士工業株式会社であり、工事は条件付き一般競争入札で行われた。これにより、地域住民の安全性向上が期待されている。
また、議案第81号として提出された、田村市民病院の全身用X線CT診断装置の取得も議題に上がった。この取得価格は3,345万8,400円であり、取得先はサンセイ医機株式会社であるという。医療インフラの強化が目指されている。
議案に関する質疑は通告がなされず、無事に進行した後、次の議題へと移行した。これにより、議案についての詳細な審議が行われ、両議案ともに委員会に付託される運びとなった。特に、滝根体育館の改修工事は、多くの市民にとって重要なテーマであるため、議会の議論が活発に行われることが期待される。
さらに、請願や陳情についての常任委員会への付託も行われた。陳情第3号では福島県最低賃金の引き上げを求める意見書が提起され、地域経済の発展に寄与することが求められている。