田村市議会の令和4年6月定例会が行われ、諸般の報告と一般質問が議題に上った。
議長の大橋幹一氏は、会議の開始に先立ち、出席議員の人数が定足数に達していることを確認し、開会を宣言した。続いて行われた日程の第1では、諸般の報告が行われ、農業委員会会長の欠席について報告された。
日程第2の一般質問には、複数の議員が登壇し、さまざまな問題について質問した。5番の二瓶恵美子議員は、防災や市民の健康問題について言及した。特に、自然災害対策を担当する危機管理室の設置について確認を求めた。
市長の白石高司氏は、危機管理室を設置した趣旨や初年度の具体的な取り組みを説明した。この中で、市民の命を守るための具体的な活動や体制強化の必要性について強調した。
続いて、保健福祉部長の渡辺春信氏が、新型コロナウイルスワクチンの接種状況やメタボリック症候群の現状について報告した。田村市のメタボリック症候群傾向率が高い結果に懸念を示し、健康づくりや地域における啓発活動の強化を約束した。
文化センターや地域振興策についても多くの議員から質問が寄せられた。市の文化事業はコロナ禍によって影響を受けており、今後の事業展開に期待が寄せられている。また、田村市結婚世話やき人事業についても話題となり、ボランティアスタッフの活動状況や市の支援について詳細な説明が行われた。
最終的に、通学路の安全対策や自殺対策に関する質問が提示され、特に子供の安全確保と市民の健康が大きなテーマとなった。自殺問題への取り組みとして引き続きの活動が求められた。今後も田村市は、市民の声を反映し、地域の課題解決に向けた取り組みを進めると表明した。