令和5年田村市議会は、様々なテーマでの議論を行いました。
特に注目されたのは、無園児への支援の必要性です。無園児とは、保育所や幼稚園に通っていない満3歳以上の幼児を指します。今後、地域の保育サービスの強化が期待されています。さらに、保育士の配置状況についても議論が交わされました。実際、保育士の欠員が出た場合の対応策として、会計年度任用職員を雇う必要性が指摘されました。社会的なニーズの変化に伴い、ストレスチェックや倫理規程の周知も重要視されています。
また、子供たちの安全を確保するため、保育士の配置基準の見直しが必要です。教育委員会の飯村新市教育長は、金融教育の重要性や、子供たちにお金の大切さを伝える取り組みを強化する意向を表明しました。さらに、デマンドタクシーの実証運行についても利用者数の増加が見られ、改善点が明らかにされました。市民からの意見を反映させつつ、利用者の利便性を向上させることが求められています。
次に、上下水道の老朽化とその維持費の見込みが取り上げられました。市長の白石高司氏は、今後の修繕やサービスの向上に向けた施策を強調し、持続可能な水道事業の維持が課題であると述べました。市道や生活道路の維持管理についても詳細な数字が示され、老朽化への対応が強調されています。
さらに、外来種カミキリムシの被害が確認され、地域の自然環境保護が求められています。市の関係者は、定期的な監視体制を整備しつつ、地域住民との協力を図り、被害拡大を食い止める姿勢を示しました。これらの重要なテーマを通じ、田村市では市民の安心・安全を守るための取り組みが進められています。