令和3年田村市議会第1回臨時会が開催され、議案が承認された。
議事は、会議録署名議員の指名から始まり、会期は本日1日間と決定された。
市長の白石高司氏は、補欠選挙での当選を受けて初の臨時会挨拶を行った。
その中で、「市民の声を大切にし、笑顔になれる田村市の実現に全力を尽くす」と強調した。
今回の臨時会には、議案6件が提案され、うち承認第1号と第2号は専決処分事項の承認を求めるものである。
この中で、田村市税条例の改正が含まれており、固定資産税の評価替えや軽自動車税の軽減措置について言及された。
また、被災者への健康保険税の減免特例についても触れ、免除適用期間が1年間延長されることが報告された。
議案第37号「令和3年度田村市一般会計補正予算(第2号)」では、福島県沖地震に関連する対策として、予算が1億4,674万8,000円増額され、総額262億4,674万8,000円となる見込みが示された。
支援の中心は、子育て世帯生活支援や新型コロナワクチン接種体制の確保に務める方針である。
工事請負契約に関する議案として、米流通合理化施設、古道ライスセンター、サツマイモ貯蔵施設に関する契約がそれぞれ報告された。
これらの契約金額は、米流通合理化施設が約9億9,000万円、古道ライスセンターが約2億1,300万円、サツマイモ貯蔵施設が約2億1,800万円とされ、全会一致で可決された。
議長の大橋幹一氏は、議会の慎重な審議に謝意を示し、地域振興と発展のための取組みを共に進めていく必要性を述べた。
臨時会は、円滑に進行し、所定の日程をすべて終了し、正式に閉会となった。