令和3年12月、田村市議会定例会が開催され、令和4年度の予算案や大型事業計画の見直しについて議論が交わされた。
市立病院建設計画については、市長が年内の開院を目指していると説明したが、5か月の検証期間が影響し、開院は遅れる見込みである。市長は、「病院の完成を1日でも早める努力をすると述べ、具体的な進捗を報告する」と強調した。
道の駅整備計画についても話が及び、現在は水の確保が課題であることを市が検証中であるとし、今後の交通流動の実情に基づいた柔軟な見直しが期待されている。重大な変更は市民生活に影響するため、事業は慎重に進めていく必要がある。
また、船引町における空き施設の活用と商業施設の整備計画も挙げられた。市内の空き家を利用した新たな住環境の創造が求められており、これを機に市民からの意見を反映させながら計画を進めていく方針である。
さらに、屋内こども遊び場の工事中止問題も重要な話題に。市長は、補強工事についての具体的な計画を早急に整える必要性を挙げ、業者との信頼関係の回復に向けた取り組みを進める意向を示した。子どもたちへの利用開始時期が気になるところだが、工事の進行状況を注視する必要がある。
加えて、移住・定住促進事業に対する期待も高まりつつあり、特に地元資源を利用した作物生産や産業振興に繋がる案が多く見受けられ、職員一人一人が地域活性化に向けた役割を担っているとされる。移住者誘致に向け、新たな事業計画を練り直し、行政と地域が一体となって進行していく姿勢が求められている。