令和5年田村市議会の12月定例会が開会され、重要な議題が多数取り上げられた。
本定例会は、11月28日から12月8日までの期間にわたり開催される。
議会運営委員長の石井忠治氏が報告したところによれば、この会期は11日間を予定している。
初日は、議案の提案や承認が行われ、特に議案第72号から第91号まで合計39件が一括で審議された。
市長の白石高司氏は、予算編成について説明を行い、歳入に関する厳しい見通しを述べた。
特に、人口減少と少子高齢化が影響し、自主財源の確保が困難であるとの見解が示された。
また、歳出に関しては高齢化に伴う社会保障経費が増加していることが触れられた。
市長は、「行政コストの削減や地域経済の活性化を推進する」と強調した。
議案の中には、田村市印鑑の登録及び証明に関する条例の改正も含まれている。
この改正は、個人番号カードに関連する手続きを整備することが目的である。
さらに、田村市農業委員会の委員の任命に関する同意も求められた。
これに対しては、議会運営委員長石井忠治氏が議題を提示し、透明性を確保するためのプロセスが説明された。
特に、この任命には19名の委員が含まれており、それぞれ任期が定められている。
最終的に、同意事項については異議のないまま決定された。
市長は会議を通じて、今後の議論への期待を述べ、議員の参加を感謝した。
田村市議会における財政健全化や市民サービスの向上を目指す姿勢が鮮明に示された。