令和4年7月27日、田村市議会第5回臨時会が開催された。
議会は、議事日程に沿って進行し、重要な議案として2件が審議された。これには、重度心身障害者医療費の給付に関する条例の改正案と、一般会計補正予算案が含まれた。
白石高司市長は「田村市重度心身障害者医療費の給付に関する条例の一部を改正する条例については、給付方法の変更が提案されている」と説明した。また、一般会計補正予算に関しては、物価高騰対策として国からの支援があったことを強調した。
市民福祉常任委員会の二瓶恵美子委員長は、条例改正に関する質疑で854名の受給者がいるとの情報を提供した。これに対し、全会一致で可決決定される見通しが示された。
予算常任委員長の佐藤重実氏も同様に、予算案が全会一致で採択される見込みを述べた。これは、市内中学校における教育環境の充実や生活困窮者支援に関わる施策との関連からも言及された。
各常任委員会の審査結果報告が無事に終了し、その後、両議案は質疑や討論もなく迅速に採決へ移った。最終的に両議案とも異議なしで可決され、スムーズな進行が印象的であった。議長の大橋幹一氏は、今後も市民の意見を反映した施策を進めていく姿勢を示した。
また、白石市長は新型コロナウイルスの影響に触れ、ワクチン接種の促進と感染対策の重要性について改めて呼びかけた。特に、若年層への接種率の低下を憂慮し、その改善を図る必要があるとの考えを示した。
このように、田村市議会第5回臨時会は議員の緊密な活動により滞りなく進み、市民のより良い生活環境の実現に向けて、新たな一歩を踏み出した。最終的には、全ての議案が無事に可決され、会議は終了した。