令和2年5月1日、田村市議会において第1回臨時会が開かれた。今回の会議では、さまざまな議案が審議された。
まず、議長の辞職を受けて新議長の選挙が行われた。新たに選出されたのは大橋幹一議員であり、彼は市民の信頼にこたえる議会運営を約束したと述べた。
また、副議長の選挙も並行して行われ、半谷理孝議員が新副議長に選任された。新議長と新副議長は、議会の円滑な運営や質の高い市政を目指して協力し合っていく意義を強調した。
議事日程には、各常任委員会の委員選任も含まれており、安瀬信一議員、白石勝彦議員、及び土屋省一議員らがそれぞれの常任委員会の委員に選任された。これは、議会運営の基盤を強化し、市民の声をしっかりと受け止めるための重要なステップである。
さらに、国の補正予算に対する田村市としての新たな補正予算案も提案された。本田仁一市長が、特別定額給付金の支給を含む施策の内容を説明した。これにより、農業や商業にとって厳しい状況にある市民や事業者を支援する意向を示した。
新型コロナウイルスによるさまざまな影響を受けている中、この補正予算案には生活支援、医療の充実、子育て支援などが盛り込まれている。特に、児童手当の受給者に対する支援として、対象児童1人あたり1万円を支給する施策が挙げられている。また、自粛要請を受けた学生に対し、田村産の米などを提供するという試みも実施される見込み。この様々な支援策は、市民生活を守るための重要な施策であり、議会の全会一致で承認された。
議会の全体会合終了後に、各常任委員会の活動が本格化する予定であり、議員一同が一体となり、田村市の発展に向けた努力を重ねていくことが期待される。