令和3年3月定例会では、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗や、生活道路整備、定住促進施策などが議論された。
最初に、新型コロナウイルスワクチン接種については、田村市での接種対象者が65歳以上の高齢者や医療従事者、基礎疾患を有する住民が含まれ、ワクチン供給計画に基づき、接種が進められている。市は、接種会場として体育館や保健センターなどを設け、医師や看護師の協力を得て、各所で集団接種を行う方針だ。吉田英一保健福祉部長は、「ワクチン接種は医療従事者を先行し、次に高齢者に行う形で進める」と述べた。
さらに、医療機関との連携が重要であり、市民病院では発熱外来を設け、患者の診察を行っている。市では、ワクチンの供給時期や接種計画を柔軟に対応し、医療提供体制を強化していく意向だ。
次に、生活道路整備については、各地域での整備進捗が報告された。佐藤恭市建設部長は、「令和3年度において、複数の道路整備を計画している」と述べ、交流促進につながる事業に期待を寄せた。
また、定住促進施策に関しては、住民のニーズに応じた情報提供や住居支援が求められている。市は、移住世帯への住宅取得支援や空き家バンクの活用を通じて、さらなる人口維持に向けた施策を進めている。
最終的に、全ての議案や問題について議論が交わされ、市民の生活を守るため様々な施策に取り組む姿勢が示された。市民一人一人の協力により、地域全体で課題解決に向かう方針が再確認されている。