令和3年9月8日、田村市の議会が開催された。出席議員数は20名であり、定足数に達しているため本会議が開かれた。議事の主な内容は、議案第73号に関連する舞台照明設備の改修工事に関する提案が中心となっている。
最初に行われたのは、日程第1としての諸般の報告であり、代表監査委員および選挙管理委員会委員長の欠席が報告された。続いて市長、白石高司氏が議案第73号の提案理由を説明し、項目としては舞台照明設備改修工事請負契約に関するものである。契約金額が2億4,750万円で、工事の目的は田村市文化センターの舞台照明設備の改修である。
議案第73号は、追加議題として協議されたもので、契約の相手方は日本電設工業株式会社福島支社であり、入札が8月30日に行われたことが強調された。市長は、「慎重な御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます」と締めくくった。
その後、議会運営委員長の照山成信氏が、木村高雄議員からの総括質疑の取り扱いについて報告を行った。木村議員は、舞台照明設備改修の金額について詳細に質問し、その内訳や高額になる理由を尋ねた。これに対し、教育部長の先﨑徳政氏は、工事に必要な設備の詳細を説明し、改修が必要な理由として29年が経過した老朽化を挙げた。
さらに、木村議員は入札の不調理由と予定価格についても疑問を呈した。教育部長は、競争入札では2社が応札し、落札率は91.8%であったと回答した。議論を通じて、木村議員が権利に関して不満を表明する場面も見られた。
最後に、日程第3として議案の委員会付託が行われ、議案第73号を含む34件がそれぞれの委員会に付託されることが決定された。日程第4では、陳情第3号が常任委員会に付託された。これにて、本日の会議は全て終了となり、散会が宣言された。