令和4年11月2日、相馬市議会は臨時会を開催した。
会期は本日1日間と定められ、議案第66号として令和4年度相馬市一般会計補正予算が審議されることとなった。本予算は新型コロナウイルス感染症や物価高騰の影響を受けた経費に対処するため、3億1,086万8,000円の増額が提案された。
市長の立谷秀清氏は、議案に関し、次のように説明した。"補正後の予算総額は269億9,696万7,000円となります。議員各位には速やかなるご議決をお願いしたい。" また、補正予算には生活者や事業者への支援が含まれており、具体的な支出内容も盛り込まれている。
質疑に応じた企画政策部長の佐藤芳男氏は、国の指針に基づく支援事業を詳しく紹介した。この中には低所得世帯や子育て世帯を対象とする支援が含まれ、生活者に対する支援として、18歳未満の子供1人につき1万5,000円の支給が提案されている。また、事業者への支援も検討されており、農業者物価高騰支援事業として、農業経営を支える施策が計画されている。
根岸利宗氏からは、国による支援と相馬市の独自施策との関係についての質問があり、市の判断や今後の施策に対する期待が寄せられた。これに対し佐藤氏は"必要に応じて選定し、調整を行った"と応じた。
採決の結果、議案第66号は原案のとおり可決された。立谷市長は締め括りに、"これからも市民生活の支援に全力を挙げて取り組む所存である"と述べた。
この臨時会は、各議員が市民の生活を支えるための重要な決定を行う場となり、特に現在の価格高騰に対応するための施策が実施されることが期待される。