令和6年第2回南相馬市議会定例会が開催され、様々な重要議題が審議された。
会議は午前10時に開会し、定足数も満たされていることが確認された。
議長である平田 武氏が進行を担当し、最初に副市長の常木 孝浩氏が挨拶を行った。
常木氏は新型コロナ対応や福島県沖地震への対応と共に、子育て支援や移住定住策の強化に努力してきたと振り返る。
今後も南相馬市の発展のために尽力する意向を示した。
次に教育長の大和田 博行氏は、無限の可能性を秘めた子どもたちに対しての教育環境の整備を重視する意向を述べた。
その後、職員の異動についての報告が行われ、多くの新たな役職が紹介された。
続いて、全国市議会議長会第100回定期総会での表彰を報告し、小川 尚一氏と平田 武氏が受賞したことが伝えられた。
会期については、6月10日から7月1日までの22日間と決定され、様々な報告が行われた。
文教福祉常任委員会からの報告もあり、先進地視察の結果が詳細に紹介された。
特に、豊後高田市の教育支援や鳥栖市のスポーツ振興、さらに大川市の子育て支援などが話題となった。
これに対して参事からは、南相馬市でも同様な取り組みを進めるべきとの意見が出された。
議案の提出及び説明では、条例改正に関する議案18件が提案された。
その中には南相馬市行政嘱託員設置に関する条例の改正や、復興産業集積区域における税特例などが含まれており、市長の門馬 和夫氏がそれぞれの目的と背景を説明した。
特に南相馬市民プールやみらい農業学校の設立についても言及され、市民へのサービス向上が期待される。
また、相馬野馬追の成功とその経済効果についても触れられ、昨年よりも多くの訪問者を迎えたことが報告された。
このような様々な議題から、南相馬市は引き続き地域活性化や行政サービスの拡充に取り組む姿勢を伺わせる議会となった。