令和6年3月6日、南相馬市議事堂において、定例会(第1回)が開催された。
会議では、市長の政治姿勢や医療提供体制、さらには市民サービスの向上などが議論の中心となった。これらの議題は、今後の市政策に影響を与える重要な内容であり、市民の生活にも直接関わるものである。
特に、医療提供に関しては、相双医療圏内では医師不足が深刻な課題となっており、南相馬市立総合病院の経営強化が求められている。岡崎義典議員は、この医師確保について言及し、地域医療の機能分化と連携の必要性を指摘した。
また、南相馬市における森林整備や林業振興についても話し合われた。森林は、自然環境や地球温暖化防止に寄与する重要な資源であり、その整備や木材の利活用が加速すべきであるとの意見が述べられた。特に、間伐材の活用を推進し、バイオマス発電などに結びつける案が支持され、また、杉花粉飛散防止対策についても意見が交わされた。
さらに、教育委員会からは、寒暖差の激しい日本において、学校施設、特に体育館の冷暖房設備設置の必要性が強調された。そして、災害避難時の公共施設の整備に対する重要性が再確認された。
最後に、市民サービスの向上に向けた各種事業、特にデジタル化促進の必要性が強調され、地域のニーズに応じた柔軟な対応を促す意見が出た。
以上の内容から、今後の南相馬市における政策推進には、迅速かつ着実に進めていく必要があると感じさせられた。