令和6年1月22日、相馬市議会臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
本日の議題では、相馬市手数料条例の改正や一般会計補正予算が主なテーマとなった。市長の立谷秀清氏は、戸籍法の改正に伴い手数料の取り扱いを見直す必要があると述べ、予算の増額が低所得者への支援と関連していることを強調した。また、議案第3号として令和5年度一般会計補正予算8号が提案され、主な支出としては、低所得者支援のための給付金が挙げられた。予算総額は196億1,871万7,000円になる見込みである。
また、相馬市土地の埋立て等及び土砂等の規制に関する条例の制定が日程に加わり、環境保護と適正資源利用に向けた具体的な規制が進められるとの方針が示された。市長は、条例の目的が土地の埋立てによる環境問題を未然に防ぐことであると説明した。この条例は2月1日から施行される予定で、土砂の規制を1,000平方メートル以上を対象としており、規制の背景には地域住民の安全と環境保護がある。
市議会では議案に対する質疑も行われた。只野敬三議員が条例の施行日を早急に定めた理由を尋ねると、民生部長の村井智一氏は、住民の理解を得ずに工事を進めないよう留意する必要があったと答えた。さらに、一般的な造成にも条例が適用されることを確認した。
このような重要議案が全員一致で可決され、特に市長からは「この条例を根拠にして、市民の生活と地域の安全をより厳重に守る」との決意が表明された。議員らは迅速な議決に感謝し、これからの市民生活と環境保護への取り組みに期待を寄せた。
今次臨時会での合意形成が、将来の相馬市を強化し、持続可能な発展につながることが期待されている。