令和4年9月15日、相馬市議会は定例会を開催し、
多数の議案が審議されました。
議案第58号は、財産の取得について小学校1、2年生用のタブレット端末601台の
取得に関するもので、約3,173万円での取得が決定されました。文教厚生常任委員会の
委員長、山中宣明氏の報告によれば、入札業者の選定はスムーズに進行し、最低価格
で落札されたとのことです。また、過去の購入時に比べ、コストが8,000円から1万円
上昇したという実情も浮き彫りになりました。
その後の議案第57号では、中橋下部工改良復旧工事の契約変更が報告されました。
産業建設常任委員会の委員長、波多野広文氏は、工事に関する追加費用が1,910万1,500円
に達した理由を詳しく説明しました。これには、施工困難な状況の改善や、降雨によっ
て土砂流出が発生したことによる土工量の増加が含まれています。これに対し、工期は
変更せず、9月末での完了が見込まれています。
一括審議された議案第59号から第64号まで、及び認定第1号から第6号まででは、
それぞれの年度補正予算などが提案されました。ここでは、相馬市一般会計の補正予算が
含まれ、農業及び観光振興関連の重要事項が強調されました。特に、農業委員会に
タブレット端末を6台導入し、実務に活用することが話し合われ、取り組みが進められる
方向性が示されました。
続いて、議案第65号において、農用地等の災害復旧工事に関する変更請負契約の締結が
提案されました。市長の立谷秀清氏は、過去の契約経緯と工事遅延の理由を説明しました。
その後の質疑応答で、根岸利宗氏が異例の契約変更について注意を促しましたが、
部門では必要な管理を行うという姿勢を示し、引き続き市民の安心を守る努力を強調。
最終的に、全議案は異議なく可決され、定例会は閉会となりました。