令和5年5月29日、相馬市議会定例会が開会された。
この日の議題には、複数の重要な議案が含まれている。特に相馬市固定資産評価審査委員会の委員選任、および感染症関連の手当や税の改正案が中心となった。
議長の石橋浩人氏が進行し、会期については本日から6月16日までの19日間であることが決定された。
市長の立谷秀清氏がこの日、複数の議案の背景を説明した。特に議案第50号の固定資産評価審査委員会委員の選任については、鎌田重昭氏の任期満了に伴い、植田富雄氏の選任を求めるものである。
また、議案第51号では新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症に変更されたことを受け、特殊勤務手当の廃止が提案されている。市長はこの条例改正による手続きの必要性を強調した。
国民健康保険税や介護保険料の減免策が含まれる議案第55号も、コロナ影響を受ける市民の負担軽減を図るためのものであり、重要視されている。立谷市長は、市民が安心して投票できる環境を提供するため、情報の透明化と法令遵守を強調した。
このほか、令和5年度一般会計補正予算においても、エネルギー価格高騰を受けた経費の追加が必要であることが指摘され、総額186億6,248万3,000円への増額が計画されている。これに対して市議会の慎重な審議が求められている。
最後に、議会は本日の議事を全て終了し、翌日の進行についても案内がなされた。議長からは散会の宣告が行われ、次回の会議は6月1日であることが伝えられた。議会の円滑な運営と市政に対する理解と協力が引き続き求められる。