令和4年の相馬市議会定例会が、2月28日に相馬市議事堂で開催された。
この会議では、会期や予算案について重要な議題が取り上げられた。議長の石橋浩人氏が開会を宣言し、議員たちが出席。
出席議員は17名で、欠席は山中宣明議員の1名だけだった。会議録署名議員の指名が行われ、河内幸夫議員、佐藤満議員、村松恵美子議員が指名された。
会期は本日から3月17日までの18日間と決定した。この後の議題では、令和3年度相馬市一般会計補正予算に関連する6件が一括で審議された。市長の立谷秀清氏が提案理由について説明した。
補正予算では、歳入の増加や各種災害復旧事業の進捗に伴い、予算の変更が求められていた。具体的には、令和3年度相馬市一般会計補正予算(第10号)で1,292万円の減額が含まれる。補正後の予算総額は226億7,016万8,000円となる。
議案25号として提出された国民健康保険特別会計補正予算が確定し、歳出の増加が確認され、予算総額は37億5,648万円となった。後期高齢者医療特別会計補正予算も251万9,000円減額されるが、依然として健康保険や介護保険に関わる経費の削減が続く様子が伺えた。
質疑には高玉良一議員が参加し、介護保険特別会計の補正案について、居宅介護サービスの利用状況に関して質問した。保健福祉部長の原史朗氏は、新型コロナウイルスの影響と家族の外出控えが原因と挙げた。
市長は引き続き市政運営の方針を示し、災害に強い相馬市の実現を目指し、さらに観光振興や高齢者就労支援、地域交流についても言及した。市としては、今後4年間にわたりこれらの目標を掲げて市民と一緒に進めていく意向を示している。
新型コロナウイルスワクチン接種についても言及され、集団接種とその成果が報告され、全体の接種率は約90%に達していることが強調された。市長は市民へのおもてなしの心が重要であると語りました。