令和5年8月9日、相馬市議会臨時会が開催された。
議題には市長等の給与の特例に関する条例や、土地の処分などが含まれている。
特に注目されるのは、職員の不祥事を受けた市長の給与の減額についての議案である。
市長の給与は1ヶ月間15%減額され、副市長も10%の減額が行われる。
これは地方自治法に基づく措置で、透明性を高める狙いがある。
次に挙げられたのは、建設工事に関する議案である。
中橋上部工改良復旧工事の契約金が、50万2,700円減額されることとなった。
工事の進捗や施工ヤードの使用に影響を与えた要因が説明され、引き続き住民からの早期開通の要望がされています。
この件について副市長の阿部勝弘氏は「工事が順調に進んでいる」と述べ、早ければ8月11日に供用開始が可能と見込まれている。
もう一つ、土地の処分も重要な議題である。
ユニマテック株式会社から求められた工場建設用地の売却案は、売却額が約7億527万円である。
産業部長の伊東充幸氏は、市が所有する土地について価格算出の背景を解説し、市は過去の取引価格や周辺の状況を基に適正な価格を算出したと強調する。
この土地の売却は、早期開発のための緊急提案であるとされ、議会での速やかな審議が求められた。
議案は、全て委員会付託を省略し、討論もなく原案通り決定された。
市長の立谷秀清氏は、出席した議員に感謝の意を示した。
議案の審議を経て、議会は閉会となり、迅速な議決の重要性が昨日の会議で再確認された。