令和3年12月9日、相馬市議事堂にて令和3年12月定例会が開催された。議員18名全員が出席し、多岐にわたる議案が審議された。
会議の主な議題には、相馬地方広域市町村圏組合議会議員及び相馬方部衛生組合議会議員の選挙が含まれ、議長の石橋浩人氏はまず、補欠選挙の方法について指名推選とすることを提案した。議会は異議なくこの方法で進行し、杉本智美氏が相馬地方広域市町村圏組合議会議員に選出、菊地清次氏が相馬方部衛生組合議会議員に選出された。
次に、議案第92号から97号までの固定資産税の課税免除に関する議案が審議された。総務常任委員会委員長の杉本智美氏は、福島復興再生特別措置法に基づく特定事業活動振興計画における固定資産税の免除について説明し、対象産業は農林水産関連および観光業だと述べた。具体的には、特定風評被害に関連する事業が対象となる。
また、議案第100号においては、農用地災害復旧工事の変更契約について、波多野広文氏が報告を行った。仮設ヤード設置が困難になったため、運搬費用が増額する旨が説明された。
議案第104号から106号、相馬市一般会計及び国民健康保険特別会計の補正予算が審議され、各分科会の報告の後、全会一致で可決された。特に、議案第113号では子育て世帯向けの臨時特別給付金が支給されるとのことで、市民への支援が強調された。
最後に、市長の立谷秀清氏が挨拶を行い、この議会が自身にとって最後となることを述べた。倫理的課題や新型コロナウイルスへの対応を含め、今後の政策課題について議会および市民への協力を求めた。議会は全員異議なく、予定通り閉会した。