令和5年12月4日、相馬市議会で定例会が開かれた。
招集された会議は議員全員が出席し、円滑に進行された。議題には、相馬市監査委員の選任や関係条例の整備に関する重要な議案が含まれている。
議長の高玉良一氏は、まず会議録署名議員として横山和雄氏、畑中昌子氏、山中宣明氏を指名した。その後、定例会の会期が本日から12月20日までの17日間と決定された。
市長の立谷秀清氏は相馬市監査委員の選任について説明した。退任した門馬優子氏の後任として、佐藤満氏の選任を求めるものである。市長は「慎重ご審議の上、適切なるご議決を願います」と述べた。
続いて、第79号から第90号にわたる12件の議案が一括議題に上げられた。立谷市長は、相馬市行財政改革大綱の策定経過にも触れた。これにより財政健全化と持続的成長を目指す意向を示した。
特に議案第86号に関して、市はエネルギーや食料品価格の高騰に応じて、一般会計補正予算の増額を提案している。増加額は6億5,813万5,000円で、補正後の予算総額は194億5,020万4,000円となる。
また、相馬市国民健康保険税条例や、保育に関する条例の改正も予定されている。これらは市民サービス向上を図る施策の一環だ。市長は、規制緩和や様々な施策により、持続可能な社会保障制度の構築を目指す。
日程終了後、議長は次回会議が来る12月7日の午前10時から予定されていると告げ、散会を宣告した。出席者は、今後の議論や施策についての充実を期待している。