令和2年12月16日、相馬市議会が定例会を開催し、議案が多く審議された。
議案第103号では地方税法等の一部改正に伴い、関係条例の整理が行われることが報告され、総務常任委員会委員長の只野敬三氏からは、これは令和3年1月1日から施行される旨が述べられた。また、同時に議案第106号の茄子小田橋下部工改良復旧工事請負契約が提案され、工事内容、契約金額、及び入札情報が説明された。これは、橋の幅員を以前の3メートルから5メートルに拡幅するものであり、現在の構造令に適合するように改良して復旧される。
議案第105号については、相馬市後期高齢者医療に関する条例の改正が提案され、特に税法の改定による還付加算金の基準改定が示された。執行部の福地憲司教育長は、これにより、市の負担が軽減されると強調した。
さらに、議案第108号では福島県市民交通災害共済組合の規約変更が報告され、異議なく可決したことが確認された。産業建設常任委員会からは、議案第104号が報告され、尾浜こども公園の管理に関する条例改正が行われる。
日程第4では、令和2年度相馬市一般会計補正予算の議案が報告され、その内容は市税の減免分に基づく起債を伴う。特に、災害復旧に関する支出が重要視され、新型コロナウイルス感染症対策の特別給付事業も行われる。市長の立谷秀清氏は、議員達に補正予算の重視を求めた。最終的に、全ての議案が原案通り可決され、本会議は閉じられた。
最終的に、菊地清次議長が定例会の閉会を宣言し、出席した議員全員に感謝を示した。市長は、年末年始に向け健康を重視するよう呼びかけ、会議を終了した。