令和3年11月24日、相馬市議会が定例会を開催した。
この日は、議長と副議長の辞職および新たな議長・副議長の選挙が主要な議題として取り上げられた。出席議員は18名で、議長に菊地清次君、副議長に杉本智美君が勤務していたが、両名の辞職が予定されていた。
議長の菊地清次君は、過去2年の任期を通じて、新型コロナウイルスの影響や東日本大震災からの復興に関する議会運営について振り返り、感謝の意を表した。「議員各位や市民の皆様の協力がなければ、この2年間を乗り越えられなかった」と話した。
新たに議長に選出されたのは石橋浩人君で、「相馬市のさまざまな課題に対し、全力で取り組んでまいる所存である」と述べ、議員の協力を求めた。彼はまた、過去の議長の働きに感謝を示し、新たな責任の重さを感じていると語った。
次に、副議長の選挙が行われ、立谷耕一君が選出された。立谷君は、議会運営の円滑化に努める意向を示し、「議長を支えて、議員の活動を促進したい」と述べた。
また、本議会では、相馬市特定事業活動振興計画に関する固定資産税の課税免除条例など、合計16件の議案が一括して議題に上がった。市長の立谷秀清君は、議案の提案理由を説明し、特に新型コロナウイルスワクチンの接種状況を報告した。
議案には、相馬市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する規定や市境界の変更に関するものなどが含まれ、財政面や市政の運営に重要な影響を及ぼす内容であるということが強調された。
市長は、来る12月12日より出馬が予定される市長選挙への意向も表明し、各議員に理解を求める姿勢を見せた。これら一連の議論を通じて、相馬市議会の動向が今後の市政運営において如何に重要であるかが再確認されたと言える。
会議は予定通り進行し、次回は11月29日に開催されることとなった。