令和5年9月4日、相馬市議事堂にて定例会が開催された。この会議は、議員全員の出席により開会となり、特に重要な議案についての審議が行われた。
本定例会の会期は、9月22日までの19日間と決定された。議長の石橋浩人氏が開会を宣告した後、日程に基づいて次々と議案が報告された。
特に議案第61号、相馬市教育委員会委員の任命については、菅野明彦氏を再任することが提案された。市長の立谷秀清氏は、この件について地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく議会の同意を求めた。
また、人権擁護委員の推薦に関して議案第62号と第63号が提出され、いずれも任期満了による再任が予定されている。市長は議会の意見を求める姿勢を示した。
さらに、複数の条例改正案が提案された。相馬市学校教育施設整備基金条例の制定や印鑑登録及び証明に関する条例の改正など、多岐にわたる内容であった。
特筆すべきは、令和5年度相馬市一般会計補正予算に関する議案があり、補正後の予算総額は187億5726万8000円とされる。市の財政健全化に向けて慎重な審議が求められる。
最後に、令和4年度の各種決算認定についても審議が行われ、監査委員の意見書を添えて議会の認定を求めることとなった。市長はこれらの議案に対し慎重なご審議を願うと述べ、全体として円滑な運営が図られることが期待される。