令和3年5月10日に相馬市議会臨時会が開催されました。
会議は菊地清次議長の開会宣言によって始まりました。出席議員全員が定足数に達しており、会期は本日1日間と決定されました。
本日の会議では、報告第3号から第7号までの専決処分の承認が重要な議題として取り上げられました。市長の立谷秀清氏は、地方税法の改正に関連した相馬市税条例等の一部改正について説明しました。軽自動車税にかかる環境性能割の軽減延長や、住宅ローン控除の特例延長などが含まれています。
これに続き、令和2年度相馬市一般会計補正予算の増額や、令和3年度一般会計補正予算の変更が提案されました。立谷市長は、先の地震災害からの復旧や、新型コロナウイルス感染症関連の経費の変更について触れ、財政の状況に配慮した予算が組まれています。
特に注目されたのは、令和3年度一般会計補正予算第1号についての承認が求められたことで、4億4,026万円の増額が議論されました。これに対して、参加議員からの特に異議はなく、全体の内容が承認される結果となりました。
また、副市長の阿部勝弘氏が就任の挨拶を行い、市民福祉の向上を念頭に、市長を補佐することを改めて誓いました。出席した各部長もそれぞれ自己紹介をし、今後の協力を求めあう場面も見られました。
立谷市長は、現在進めている新型コロナウイルスワクチンの接種体制についても言及し、高齢者に対する接種を6月中に完了させることを目指していると強調しました。市民に対する接種希望率は高い状況であり、迅速な対応が求められています。このように市の施策に対する議員の支持が得られ、決議が採択される良好な環境が形成されています。
最後に、菊地議長が議会の閉会を宣言し、全ての案件が終了したことを伝えました。この臨時会は、地方自治組織による市民サービスの向上や問題解決に向けた重要な一歩と位置づけられています。