令和3年9月の相馬市議会定例会が、8月30日に開会された。
本会議では、会期が本日より9月16日までの18日間と決定され、さらに相馬市玉野メガソーラー発電に関する陳情が撤回された。
出席した市長の立谷秀清氏は、新型コロナウイルスワクチン接種についての報告を行った。
接種率は、12歳以上の人口に対し、1回目の接種が約88.4%、2回目が約86.6%に達していると述べた。
また、高齢者においては、対象人口の約91.8%が接種を完了しているため、進捗状況は良好であるという。
立谷市長は、今後の接種に関しても、安全を第一に進めていく考えを示した。
新型コロナウイルスに関連する施策だけでなく、立谷市長は熱海市への支援活動についても言及。
熱海市での大雨による土石流発生の際に、避難所用の物資を搬送したことを報告。この支援には市民の協力もあったことを強調した。
さらには、災害対策としての準備状況についても言及。
立谷市長は、今後も速やかな対応を心がけ、地域住民の安全を確保する方針を改めて示した。
次に、常磐自動車道の4車線化に関する進捗状況が説明された。
運用が開始されたことにより、東京や仙台から相馬市へのアクセス改善が期待される。
市はこの流れを受けて、さらなる進捗を国に求めていく方針を示した。
続いて、今年の相馬野馬追や中学校の部活動についても発表。
相馬野馬追は変則開催となったが、伝統の継続に向けた取り組みが行われた。
中学生も全国大会出場を果たしており、教育や文化の振興が進んでいる状況にあった。
また、今回の会議では提案された議案が多数あり、その中には相馬市職員の自己啓発を促進するための条例の制定や固定資産評価審査委員会委員の選任などが含まれる。
各議案については慎重な審議が求められる。
最後に、次回の本会議が9月2日に予定されていることを告げられ、散会となった。
市民や議員にとって重要な決定がなされる機会が続いていく。