令和3年9月16日、相馬市議会定例会が開かれた。議案の審議では、相馬市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について議論が展開された。総務常任委員会の只野敬三委員長が報告を行い、「この条例は地方公務員法に基づき、自己啓発休業を取得できる制度を設けることを目的としている」と述べた。
議論の中で、現行のことも考慮しなければならないとして、横山和雄議員は、「震災の影響で他市からの応援職員が必要な状況であったことから、今後の市職員の休業をどう進めていくのか」と問うた。これに対して、総務課長は「来年からは自前で対応できる見込みなので提案に至った」と回答した。
この会期では、議案第79号から第81号が同時に取り扱われた。議案第79号では、単純労務に雇用される職員給与に関する条例の一部改正が審議され、根岸利宗議員からは、共済保険の取り扱いについても話が及んだ。給与支払いの明文化が目的であるという説明があった。
さらに、議案第80号及び第81号においては、中橋下部工および上部工改良復旧工事の請負契約が議題に上がり、財政課長がそれぞれの工事契約の内容や入札結果などを詳細に説明した。すべての議案について全会一致で可決される運びとなった。
陳情第4号、玉野メガソーラーについての陳情も扱われ、立谷耕一議員が反対意見を述べる中で、地域の安全性を確保することが最重要であると指摘した。また、今後の開発に関わる責任についても議論が交わされ、意見書案が提出された。