令和4年第9回相馬市議会定例会が11月28日に開会した。
この会議では、17日間の会期が決定された。
また、相馬市職員の育児休業等に関する条例の改正や、消防団設置に関する条例の改定が議題に上がった。
市長の立谷秀清氏は、弾道ミサイル発射に対する決議を提案し、相馬市議会の全議員が賛同した。
立谷市長は、静岡市への被災地支援についても報告し、過去に支援を受けた経歴を振り返りながら "相馬市の給水によって患者を救った" と述べた。
地方創生推進室の設置についても触れ、移住定住施策の一環として移住総合窓口を設ける方針を示した。
また、道の駅のリニューアルオープンや全国報徳サミット相馬市大会などの市の取り組みが報告され、地域経済の活性化に向けた活動が強調された。
議案の中で、相馬市手話言語及び障がいの特性に応じたコミュニケーション手段についての条例制定案が説明され、必要性が説明された。
さらに、相馬市では第34回ふくしま駅伝において26位に入賞した事や、中村第一小学校器楽部が全国大会で銀賞を受賞したことなど、各種スポーツ大会や教育に関連する成果も報告された。
災害廃棄物の処理が完了したことや、市道の通行再開についての進捗も説明され、災害からの復旧活動が着実に行われていることが示された。
地方公務員法の改正に伴う条例整備や選挙運動に関する条例改正案も議論され、効率的な運営が求められていることが浮き彫りとなった。
議会はすべての議案を慎重に審議していく方針を確認し、今後の進行に期待を寄せる声が上がった。