令和5年12月8日、相馬市議会は定例会を開催しました。
主な議題にはふるさと納税や市議会議員選挙、地域の活性化に関する質問が扱われました。議員からは、地域ならではの特色を活かしつつ、寄附金を増やす方法に関する提案が数多く出されました。
市長の立谷秀清氏は、ふるさと納税の返礼品について触れ、相馬市産のお米を送ることを主とし、返礼品の見直しの必要性を強調しました。「海産物を活用した返礼品についても検討が進められています」と述べました。海産物に関しては、風評被害を懸念しながらも、今回は応援の声を多く受け取っていると話されています。
また、選挙管理委員会の臺内吉重委員長は、最近の市議会議員選挙に関する投票状況を報告しました。「今回の投票率は58.7%で前回よりも約5.4ポイント低下しています」と説明し、特に若年層の投票率が低い現状について議論が必要であるとの意見が交わされました。
議員からは、期日前投票所を増やす提案や、商業施設内での投票所設置の必要性が再確認されました。「期日前投票はほとんどが週末に集中しています」との情報を基に、さらなる対策が求められています。
さらに、地域の活性化についても質疑が行われました。畑中昌子議員は「おでかけミニバスの充実や公共施設の外灯の管理について市民からの声を反映させるべき」と述べ、地域住民のニーズに耳を傾ける姿勢が求められました。
相馬市が抱える課題は多岐に渡りますが、それらを一つ一つ解決していくために、議会は市民の声を取り入れた施策を推進していく重要性を再確認した会議となりました。