国見町議会の令和4年第1回定例会が開催され、様々な重要課題が話し合われた。
特に除雪対策が議論の中心で、大雪に直面した町民からの不安の声が寄せられた。建設課長の村上幸平氏は、処理が追いつかない慢性的な課題について、地域住民の協力が不可欠であると強調した。特に、急速に進む高齢化の影響を受けて、自力での除雪が困難な世帯への対応について、週に一度程度のサービスを町が提供することを約束した。さらに、地域コミュニティーによる除雪活動の重要性が確認される中、協議体「くにみささえ愛」を通じた積極的な取り組みを進めることが求められた。
また、ヤングケアラー問題についても議論され、教育長の菊地弘美氏は、町内の実態調査に基づいて、支援が必要とされる対象者が明確化されたと述べた。一方で、高齢者世帯の支援に関しては、データが町に必要な改善策をもたらすとの認識が示された。
新型コロナウイルスの影響も継続しており、特にオミクロン株に関する情報が共有され、町民の健康を守るための接種体制が整えられていることも確認された。接種の前倒しについても報告があり、ほけん課長の安藤充輝氏は、モデルナワクチンへの避ける風潮にも関わらず、必要な接種を進める方針であることを述べた。
最後に、連携中枢都市圏構想については、町長の引地真君が、圏域全体の福祉向上に寄与することを目指していると語った。この構想は、町単独の施策を定めるのではなく、地域の強みを活かした相互連携を基盤にしていくとの姿勢を示した。引地町長は、自律した施策に焦点を当て、協定が推進される中でも町民の声を聞き、実行可能な施策を提示し続けることが重要であると繰り返し強調した。
国見町は、これらの課題に立ち向かい、住みやすく、安心な地域づくりを進めることに全力を挙げている。