令和5年10月31日、国見町議会第6回臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
今回の会議では、工事請負契約の締結が主な議題として取り上げられた。住民防災課長の羽根洋一氏が、防災行政無線の更新について説明した。これまで使用していた機材が耐用年数を超えており、更新が急務であることを強調した。
具体的には、操作卓、表示盤、電源関係の機材を更新し、無線方式の変更に伴う送受信装置の新設が行われる。羽根氏は「戸別受信機はそのまま使用できるように進めていく」と述べ、町民にとっての影響は少ないことを説明した。
また、今回の会議には7件の物品譲与に関する議案も提出された。企画調整課長の大勝宏二氏は6台の高規格救急自動車譲与について説明し、契約が既に結ばれていることを明らかにした。これに関連して、小林聖治氏は過去の譲与状況についても質疑し、譲与がすでに行われている事実を確認した。
また、特別委員会の設置についても議論され、町民からの要望を反映し、透明性を持った運営を実施する決議が可決された。佐藤孝氏はこの特別委員会の必要性に触れ、「公平性の欠如を正し、透明性を確保するためには不可欠である」と述べた。
会議では議案がいずれも原案通り可決され、その後町長の引地真氏が閉会挨拶を行った。町長は今回の議決を通じて、今後も町民福祉向上に努めたい旨を述べた。地域の安全と福祉の向上に向けた活動が引き続き期待されている。