令和4年3月8日、国見町議会は第1回定例会を開催し、複数の重要な議題を取り上げた。議会は、全出席議員の賛成をもって多数の議案を可決した。特に注目すべきは「国見町まち・ひと・しごと創生推進基金条例」と「福島市及び国見町におけるふくしま田園中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結に関する協議」である。
町の創生に向けた基金の設立について、企画調整課長の大勝宏二氏は、基金は3億5700万円の規模で計画されていると述べた。この基金は、地域振興や人材育成などに活用され、持続可能な地域社会を目指すという明確な目的を持つものとされる。議員からは基金の具体的な使い道についての問合せもあり、町側は詳細は今後の議論を待つと応じた。
また、ウクライナ情勢に関する発議も行われ、議会は強い抗議の意を表した。八島博正議員は、「国際情勢への関心を高めることが重要で、日本としても平和的解決へ向けた行動が求められる」と強調した。議会はこの決議を全員の賛成で可決し、後日、国へも報告される予定となっている。
この他、複数の条例改正案が可決され、特に国見町石母田財産区管理会条例や防災関連の条例も含まれている。議会は、引き続き地域の安全と発展に寄与することを誓った。また、議会の休憩中に補正予算などが扱われ、今後の予算執行についても注視が求められている。
国見町議会は今後とも町民の意見を尊重し、政策を進めていく考えを示した。これら議事は、地域住民に対しその透明性を高めるために、今後の議会運営において大きな影響を与えることが期待されている。