令和3年6月25日に開催された国見町議会定例会では、多くの議案が審議された。
重要な議題の一つは、税条例の改正に関する提案である。税務課長の吉田義勝氏による詳細な説明が行われ、多くの議員から質問が寄せられた。特に、扶養親族に関する規定の改正に対して、12番の浅野富男議員が付加された条項の意義について尋ねた。
吉田義勝氏は、国外居住親族に関しての課税基準に見直しがあったことを説明し、申告時に扶養親族が丁寧に記載される必要性を強調した。これにより納税者にとっての公平性が保たれることが期待される。続いて、承認第4号の議題に移り、同じく吉田氏がその内容に対して質疑を受け答えた。
また、今回の予算案では、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者への支援策も盛り込まれた。福祉課長の武田正裕氏は、医療費の減免措置について詳細に説明した。この減免制度は、特に影響を受けている家庭にとって重要であると認識され、多くの議員から支持を受ける結果となった。また、議案第51号では、減免対象者の要件についても再説明があり、町民の健康を守るための施策が継続して行われる意志が表明された。議員たちは、コロナ禍においてより一層の支援が必要であるとの意見を出し合った。
さらに、町長の引地真氏が会議の締めくくりで挨拶し、議員たちの努力に感謝を述べた。引地氏は、議会での協議を経て町民福祉を向上させるための施策を推進する決意を表明した。今後も町民との対話を重視し、意見を反映した施策を進めることが求められる。議会は今後もさまざまな課題に対して真摯に向き合い、町の発展に尽力するという姿勢を示した。