令和5年4月7日、国見町議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
今回の議題には、専決処分の報告、動産の取得、そして補正予算案が含まれている。特に、動産の取得については、高規格救急自動車の購入が話題となった。
町長の引地真氏は、これら議案が緊急かつ重要なものであるとして説明に述べた。具体的には、動産の取得は地方自治法の規定に基づくもので、議決を求めている。また、補正予算案に関しては、歳入歳出それぞれ649万円の減額を提案し、予算総額が58億9395万1千円になると伝えた。
特に高規格救急自動車の取得には、企業版ふるさと納税を用いる方針である。しかし、先に実施された計画において、供給先との信頼関係が損なわれたため、今回の決定に至った。
この点に対して、議員の佐藤定男氏は、需要調査の不十分さを指摘した。引地町長は、今後町民に対し説明会を開く予定であり、意見を直接受け止める機会を設けると強調した。
議案に関しては、承認第1号、承認第2号の二つの専決処分案も問題なく承認された。これにより、税制改正に伴う町税条例の改正などが進められることになる。
また、補正予算案の中では、特別給付金事業の実施も検討されている。これに対する賛否が議員の間で問われたものの、特に討論が起きることはなかった。
結論として、今回の議会で提案されたこれらの議案は、議決を経て次の段階に進むことが決まった。町長は、今後も町政の進展と町民福祉の向上に向けて努力することを表明した。