令和5年に行われた国見町議会では、町の教育や子育て、交通、災害復旧など多くの重要な議題が取り扱われた。
特に「くにみ学園」構想について、教育次長の菊地弘美氏は、現在の保育、幼稚園、小学校及び中学校が一体となった連携強化の重要性を強調した。
「これまでのように、異年齢の子どもたちが同じ場に集まり、学び合う環境を整えることが不可欠だ」と述べ、物理的な接続を通じてより良い教育環境を提供する意義を訴えた。
一方、交通手段に関しては、まちなかタクシーの運営が町民の生活を支えていることが再確認された。利用者の意見を聞くために、運営業者は月に一度の打ち合わせを行い、改善策を模索していると住民防災課長の羽根洋一氏が説明した。先史的には、商工会を中心にした運営から町が直接管理へと移行し、地域のニーズに応じた運行が求められている。
また、国民健康保険についても焦点が当てられ、保険料の未納問題は依然として課題であるとほけん課長の安藤充輝氏は述べた。特に、高齢化の進展とともに、低所得者への負担増大が懸念され、今後の制度見直しが求められている。
このように、令和5年度の議会でも様々な議題が取り扱われ、それぞれの課題について解決策や今後の対応が討議された。特に町全体の子育て支援施策や教育環境の向上が強く求められる中で、地域の住民が実感できる施策の実施が期待されている。