令和3年9月9日、国見町の定例会が開催された。本日の議題には、複数の報告、承認、議案が含まれた。
まず、組織運営に関する報告として、「健全化判断比率」や「資金不足比率」が取り上げられた。
総務課長の阿部正一氏が報告を努めた。
財政の健全性を示すこれらの比率は、町の財政状況に一定の示唆を与えるものである。
次に、町の財政運営を支えるための新たな条例として、「国見町手数料徴収条例の一部を改正する条例」が審議された。住民防災課長の澁谷康弘氏が背景や理由などを説明した。これに対して議員からは質疑が無く、そのまま可決される運びとなった。
続いて、議案第59号は「財産の無償貸付」についてだった。この案件は、町による定住促進のための措置として提案されたもので、企画調整課長の大勝宏二氏が詳細を説明した。議員からの質問も多く寄せられ、特に貸付期間や住宅の管理に関する議論が行われた。
提案に対して、安定したインフラ整備は重要であり、引き続き町には情報発信を通じた定住促進策が期待される。
さらに、「令和3年度国見町一般会計補正予算(第4号)」が審議され、今回3000万円の寄附金の増加を盛り込んだ。この背景には、オリンピックで国見町産のモモが紹介されたことが影響を及ぼしているとのこと。
総務課長の阿部正一氏は、寄附金の見込みやそれをどう活用するかについても説明し、今後の計画を示した。
また、選挙第1号として「福島県伊達郡国見町・桑折町有北山組合議会議員選挙」についての採決も行われ、7名の候補者が議長から指名され、いずれも無事当選となった。選挙が無事行われたことを受け、議会は今後の運営にますます注力する考えだ。
最後に、複数の人権擁護委員候補者の推薦がされ、すべて適任と認められた。この結果は、町民からの信頼を背景にした形で進められている。