国見町議会第5回定例会が令和3年9月8日に開催された。
議議員らは、町民生活に直結する重要なテーマに関する質問を行い、町の対応や今後の方針を探った。
まず、松浦常雄議員が児童生徒の通学路の安全点検について質問した。
松浦議員は、今年の大規模トラック事故を受け、町の通学路の安全対策を問う。
学校教育課長の羽根洋一氏は、今年度は国の指示を受け、早期に安全点検を実施したことを報告した。警察や交通安全協会などと連携し、合計25件の指摘事項から11か所を重点的に点検したという。特に
歩道未整備の場所については、県に対して早急な改修を要望する考えを示した。
次に、いじめの問題について、宍戸武志議員が言及した。\n
いじめ防止策についての重要性を訴え、町として今後どのように取り組むかを尋ねた。
羽根教育課長は、いじめ問題専門委員会の活動状況や、認知件数をもとにした具体的な対策を強調した。さらに、中長期的にいじめ問題に取り組む姿勢が重要であることを訴えた。
また、自転車通学における自転車保険の加入義務化についても意見が寄せられた。全国で自転車事故の賠償命令が増加していることを踏まえ、地域住民の関心が高まっている。
最後に、道の駅国見あつかしの郷についての防犯対策が議論された。訪問者の増加に伴い、犯罪の危険が高まる中、中央の出入り口を閉鎖し、レジ前を通った後の出入りを促進するレイアウト案を提案した。これに対して、課長は、指定管理者に伝え、より良い店舗づくりを進める意向を示した。
会議の中では、新型コロナウイルスの影響や、町の商業施設拡充に向けた施策も取り上げられ、地域社会の安全と発展に向けて、町の姿勢が確認された。